丸岡いずみ「仕事休んでうつ地獄へ行ってきた」
2013年9月、主婦と生活社発行。
著者は元日本テレビニュースキャスター。
「情報ライブ ミヤネ屋」「news every.」で有名。
2011年4月、うつ病を発症してから、回復・結婚にいたるまで、をつづる。

仕事休んでうつ地獄に行ってきた Kindle版

うつ病、うつ病患者の家族の手記は何冊も読んできましたが、
丸岡さんのように「テレビ局の看板キャスター」がうつに、というのは非常に珍しい。

「日テレでバリバリ働ける人でもうつになるのか……」と思いながら読みました。

夫の有村昆さんとのなれ初め、デートや結婚に至る経緯も書かれています。
「恋人や配偶者がうつになったら、どう接すれば良いか?」という疑問の参考になるかもしれません。

続き▽
| 漫画・本 | 20:10 | comments (0) | trackback (0) |
「老子」小川環樹 訳
2005年10月、中央公論新社発行。
有名な中国の古典を訳したものです。

老子 (中公クラシックス)

訳本は色々出てると思いますが、自分はこの本が気に入りました。

理由。
1.漢文、書き下し文、現代語訳を並べて書いてある
 原典あっての現代語訳なので、三者はセットにしてほしい。
2.注釈、解説が豊富
 諸説がある場合、併記している。訳者のフェアさを感じる。

本屋には他にも「自由訳」であるとか、
訳者がかなり自分の解釈を加えているものもあります。
それは悪いとは言いませんが、最初に触れる「老子」としては良くないかな、と思う。

続き▽
| 漫画・本 | 17:09 | comments (0) | trackback (0) |
河原和音「青空エール」73話感想(別冊マーガレット2015年8月号)
河原和音「青空エール」73RD YELL(別冊マーガレット2015年8月号)

別冊マーガレット 2015年8月号

3ヵ月ぶりに連載再開です。
単行本18巻のすぐ後の話になってるので、気になる人は本誌も読んでみよう!

これまでのお話はカテゴリからどうぞ。
漫画・本 河原和音「青空エール」

続き▽
| 漫画・本::河原和音「青空エール」 | 23:55 | comments (2) | trackback (0) |
サトウヨーコ「こんな会社、辞めてやる!! 転職6回、すべて失敗。」
2010年9月、主婦の友社発行。
著者は兵庫県出身。フリーのイラストレーター。

こんな会社、辞めてやる!! 転職6回、すべて失敗。 Kindle版

7つの会社を経て、東京で独立できるまでの道のりを
面白おかしく書いた痛快コミックエッセイ。

少しでも笑ってもらえたらと思って描きました。
とあるので、憂うつな気分をふっ飛ばしたい時に読むのが良いかと思います。

「転職に失敗しないためには」等、教訓めいたことは書いてません。
お気楽に読む本です。

続き▽
| 漫画・本 | 23:40 | comments (0) | trackback (0) |
工藤美代子「うつ病放浪記 絶望をこえて生きる」
2013年7月、講談社発行。
著者は1950年生まれのノンフィクション作家。昭和史や評伝、エッセイなど著書多数。
2011年12月に「うつ病」と診断され、出版時点も治療中。

うつ病放浪記 絶望をこえて生きる

結論から言うと、自分の参考にはなりませんでした。
中高年の「うつ病」が知りたい方には、得るものがあるかもしれません。

ただ、「絶望をこえて生きる」というサブタイトルは大げさすぎる気がします。
作家として地位と名誉があり、穏やかな余生を過ごすだけの人に「絶望」と言われてもね。
「何を大げさな」と思います。
年金のとりっぱぐれもないでしょうしね。

決めつけかもしれませんが、「うつ病と健気に闘うアタクシ」という感じで、
自分に酔って大げさに書いてるような印象あり。

続き▽
| 漫画・本 | 14:25 | comments (0) | trackback (0) |
東藤泰宏「ゆううつ部!」
2013年6月、ポプラ社発行。
小説みたいなタイトルですが、一般人のうつ患者のインタビュー集です。

ゆううつ部!

著者自らもうつ闘病中。
「うつ病患者のコミュニティがあれば」という発想から「ゆううつ部」を作り、部長を名乗る。
認知行動療法を行うサイト「U2plus」を公開するなど、ウェブで活動中。

9人の「ゆううつ部OB」の方々は、どういう経緯でうつ病になり、どう回復したか。
「うつ」を知るのに読むのもいいし、
現在「うつ」の方は、闘病の参考にするのもいいでしょう。

続き▽
| 漫画・本 | 21:00 | comments (0) | trackback (0) |
早川いくを「ウツ妻さん」
2013年10月、亜紀書房発行。
著者は、「へんないきもの」「またまたへんないきもの」で有名なデザイナー・作家の早川いくを氏。

ウツ妻さん

「ひょんなことから」うつ病になった奥さんの治療過程を、ユーモラスな文体とイラストでつづる。
細川貂々「ツレがうつになりまして。」の逆パターンにあたる本。

◎あらすじ
「何かのまちがい」で本が売れ、印税収入が転がりこんできた早川家。
いざ、夢のマイホーム! と鼻息のあらくなる妻・トトコ。
ところが、猛烈に土地を吟味していたトトコは、突然うつ病に。

仕事も家事もできなくなり、将来への不安で泣くばかりのウツ妻に、
夫は何ができるのか?

続き▽
| 漫画・本 | 14:31 | comments (0) | trackback (0) |
NHKドラマ「ツレがうつになりまして。」
同名のコミックエッセイをドラマ化したもの。
2009年5月29日・6月5日・6月12日の3話にわたって放送されました。


NHKドラマ ツレがうつになりまして。 [DVD]


もし あなたの家族や 大事な友達が
突然 別人のように変わってしまったら。
あなたはどうしますか?


藤原紀香さんが、売れない漫画家兼ダメ主婦、
原田泰造さんが、うつ病になる夫(通称ツレ)を演じています。

ここでは、原作や映画版と比べて感想を書いてみます。

原作本の感想は下記。
細川貂々「ツレがうつになりまして。」
細川貂々「その後のツレがうつになりまして。」

2011年秋公開の映画(主演:宮崎あおい・堺雅人)の感想は下記。
映画「ツレがうつになりまして。」

続き▽
| 漫画・本::細川貂々/望月昭 | 13:38 | comments (0) | trackback (0) |
山田花子「自殺直前日記改」(責任編集・赤田祐一)
著者は漫画家・故人。
1987年、「ヤングマガジン」で漫画家デビュー。
人間の偽善や暗部をテーマに世の中の矛盾を問う作風で、カリスマ的人気を得る。
1992年、投身自殺。享年24歳。
(プロフィールより抜粋)

自殺直前日記 改

彼女が自殺直前までつづっていた日記は、
父親が私家版「山田花子日記」として編集。

本書は、私家版をもとに太田出版から2度刊行された
「自殺直前日記(96年)」「自殺直前日記・完全版(98年)」を復元したもの。
復元にあたり、オリジナル原著を可能な限り忠実に再現。
百か所あまりのこぼれた部分を追加、再構成している。

日記に書かれた膨大な世界・皮肉・毒は、没後20年以上たっても色あせていない。
漫画家・山田花子を知らない人でも興味深く読める内容。

続き▽
| 漫画・本 | 23:59 | comments (0) | trackback (0) |
Tomy・はじめ「アンタたち治るわよ! ゲイ精神科医が心の病をぶったぎり」
2012年11月、講談社発行。
著者はおネェ系ゲイの精神科医。クリニックに常勤中。
漫画担当は「はじめ」さん。


アンタたち治るわよ! ゲイ精神科医が心の病をぶったぎり


タイトルはマツコデラックスか細木数子ばりに偉そうですが、
内容は親切でわかりやすい。
うつや不眠といった代表的な症例に、ずばり斬り込んでいっています。
専門用語や難しい言い回しはほとんどなし。頭に入りやすい。

「アテクシ」「ひゃだ~」といったオネエ言葉に抵抗がなければ、
気軽に読める面白い本だと思います。

続き▽
| 漫画・本 | 23:59 | comments (0) | trackback (0) |


  
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